新しい価値提案で消費を動かす
〜低成長時代でもチャンスはある!勝つための戦略を学ぶ〜
[終了] 第51回 2019年10月18日(金)開催
米中貿易摩擦の長期化への不安心理や消費税率アップが今秋に迫っていることも影響してか、内閣府の消費動向調査で消費者心理を示す消費者態度指数は、2018年初頭をピークに、緩やかに低下してきている。しかしながらこのような環境下にあっても、時代の潮流を捉え、消費者の価値観に寄り添うことのできる商品は強い。あらためて新しい価値の提案が求められている。但し、一口に新価値と言っても様々である。何も画期的な商品開発を行うことだけではなく、顧客との新接点づくりや商品の特性を活かした新市場への訴求なども新しい価値提案だと言える。そして、これにより消費を動かすのだ。低成長な時代であっても必ずチャンスはある。勝つためには、新次元の“消費を動かす力”を身に着けなければならない。今回の特別セミナーでは、様々な視点からの新しい価値提案による“消費を動かす力”の重要性について学ぶ。
- 日 時:
- 2019年10月18日(金) 13:00〜17:00
- 会 場:
- アイビーホール青学会館(地図はこちら)
- 参加費:
- 【一般】32,400円
【会員】10,800円 (JMR戦略ケース研究会会員社)
当日のスケジュール
【第1部】13:10〜14:20 キリンビール
「キリンホームタップ」が目指す、新しいビール体験
〜キリンが参入したサブスクリプションサービスの狙いとは〜
キリンビール株式会社 マーケティング部 新規事業創造担当
主務 山口 洋平 氏 ・ 寺島 大智 氏
工場からつくりたての生ビールのおいしさをお届けし、家庭用サーバーで愉しめる会員制の新サービス「キリン ホームタップ」。2017年のサービス開始後、途中約1年の募集停止を経て、2019年4月より再開し、多数のご応募をいただいているという。そこで、近年のビール市場の動向に始まり、ホームタップの開発背景・市場導入後の課題から直近の状況まで、実際の施策やお客様の声等を交えながら、新しい事業にキリンビールが取り組む理由、サービスへのこだわり、未来に向けて目指す姿についてお話しいただく。
【第2部】14:30〜15:40 ライオン
消費者の本質的ニーズの追求による市場活性化
〜「ルックプラス バスタブクレンジング」開発ストーリー〜
ライオン株式会社 H&H事業本部 リビングケア事業部
ブランドマネージャー 宮川 孝一 氏
一般的に、お風呂掃除の中でも浴槽の掃除は、重労働だと言われる。それは、多くの消費者がこすり洗いに負担を感じているからにほかならない。ライオンでは、この消費者のインサイトに着目。新スプレー、新洗浄メカニズムにより、浴槽をこすらずに洗える革新的商品開発に成功した。さらに、コミュニケーション施策においても、洗浄力の高さではなく、利用方法に絞った伝え方とすることで、従来品との差別化を図っている。今回は同商品の開発ストーリーに加え、プロモーションに至るまでお話しいただく。
【第3部】15:50〜17:00 森永製菓
食シーンの拡大によるロングセラーブランドの育成
〜10秒チャージ「in ゼリー」の戦略〜
森永製菓株式会社 マーケティング本部 健康マーケティング部長 佐藤 実 氏
発売から26年目を迎えた「inゼリー」。パウチ容器のゼリー飲料のトップランナーとして、主に「スポーツ時」や「時短食」の需要を着実に捉えてきたが、最近では、暑い時などの食欲不振時や被災時の備蓄としての活用も訴求している。また、若年層の新たなユーザー育成の施策として、「受験生」「新社会人」をターゲットとしたプロモーションも行っている。その結果、ここ数年、売上実績が再び上昇傾向にあるという。そこで、これらの施策をご紹介いただき、ロングセラーブランドにおいても必要な「革新」について学ぶ。
開催日が間近な場合は、お電話等で直接ご確認頂く様お願い申し上げます。
(TEL 03-3263-7131)
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