- ■24年 10月の講演
常識を覆した単身用食洗機 パナソニック「SOLOTA」〜新市場開拓に成功した背景と要因 - ■24年 11月の講演
サントリーのサステナビリティ経営〜資源循環・水のサステナビリティへの取り組みと生活者とのコミュニケーション
常識を覆した単身用食洗機 パナソニック「SOLOTA」〜新市場開拓に成功した背景と要因
パナソニック株式会社
コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品マーケティングセンター
冷蔵庫・食洗機マーケティング部 商品マーケティング課 水嶋 理子 氏
家庭用食器洗い乾燥機は日本では1960年代に市場に導入されたものの、60年を経過した現在でも世帯普及率は約30%にとどまっています。住居形態別に見ると、持ち家では35%を超えるのに対し、賃貸住宅では6%と低く、また、世帯タイプ・世代別に見ると、二人以上世帯の40代では半数に迫るほどに普及は進んでいますが、対して単身世帯は最も高い70代以上でも19%、30代以下では10%未満にとどまっています。つまり食器洗い乾燥機普及の課題は、賃貸住宅と一人暮らし世帯、特に若い世代への普及だと言えます。この一見、ボリュームが見込めそうにない市場をターゲットとして開発されたのがパナソニック「SOLOTA」です。なぜあえてこのような市場を狙ったのでしょうか。それは食洗機の普及率を高め、ゆくゆくは「一家に一台」という文化を創造するためだといいます。食洗器は家電の中でも利用満足度が高いため、人生の早い段階で食洗器に触れてもらうことで、その後の結婚、新居の購入時などライフステージが変化しても必ず購入してもらえる家電に育てたいとの思いがあります。10月度の例会では、新市場の開拓に成功し、発売当初の売上は計画比の2倍、また若年世代が気軽に試せる定額利用サービスは計画比の2.5倍を記録したパナソニック「SOLOTA」について、開発の背景・コンセプトづくりからデザイン設計、そしてマーケティング戦略とプロモーション事例などをご紹介いただくとともに、今後の課題や展開にも触れていただきます。
- 日 時 10月25日(金)15:00〜16:30
- 会 場 文春ホール(文藝春秋西館地下1階) 千代田区紀尾井町3-23
- 交通機関 東京メトロ有楽町線「麹町」駅から徒歩3分/東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩8分/JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線「四ツ谷」駅から徒歩10分
- 参加費 15,000円(非会員の方が参加ご希望の際の参加費です。)
お問い合わせ先
TEL 03-3263-7131 担当 細田
サントリーのサステナビリティ経営〜資源循環・水のサステナビリティへの取り組みと生活者とのコミュニケーション
講師:サントリーホールディングス株式会社
サステナビリティ経営推進本部 副本部長 北村 暢康 氏
企業理念として「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命の輝き』をめざす」を掲げるサントリーでは、同社の事業成長が持続可能な社会の実現に貢献できるよう、バリューチェーン上の各々のプロセスにおいて、様々な取り組みを実践しています。その具体的取り組みのひとつがペットボトルの「100%サステナブル化」です。2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルをリサイクル素材または植物由来素材等に100%切り替え、新たな化石由来原料の使用ゼロの実現を目指しています。また、2003年より20年以上続く「天然水の森」活動もそのひとつです。良質な水がなければお酒や清涼飲料などをつくることはできません。特に地下水はサントリー製品の生命線であり、地下水の安全・安心とサステナビリティを守るため、「国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水」を涵養するため、工場の水源エリアの森林を整備しています。さらに、次世代に向けた環境教育「水育」(みずいく)にも積極的に取り組み、親子で自然体験を行う「森と水の学校」と、小学校での「出張授業」を展開。2015年からはアジア・ヨーロッパにも拡大し、2024年3月までの累計参加者数は約58万人となりました。これらの取り組みは、テレビCMやホームページ等の媒体を通じて生活者にも長期的に発信し続けており、企業・商品のブランディングにもつなげています。11月度の例会では、サントリーがサステナビリティ経営を行う意味合いとその取り組み、そしてマーケティングとの関わり方や事例についてご紹介いただきます。
- 日 時 11月18日(月)15:00〜16:30
- 会 場 文春ホール(文藝春秋西館地下1階) 千代田区紀尾井町3-23
- 交通機関 東京メトロ有楽町線「麹町」駅から徒歩3分/東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩8分/JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線「四ツ谷」駅から徒歩10分
- 参加費 15,000円(非会員の方が参加ご希望の際の参加費です。)
お問い合わせ先
TEL 03-3263-7131 担当 細田