- ■24年 9月の講演
“飲むアイス”を超えろ!「クーリッシュ」ブランド戦略〜新たな体験・飲用シーン提案を通じた認知拡大・価値創造 - ■24年 10月の講演
常識を覆した単身用食洗機 パナソニック「SOLOTA」〜新市場開拓に成功した背景と要因
“飲むアイス”を超えろ!「クーリッシュ」ブランド戦略〜新たな体験・飲用シーン提案を通じた認知拡大・価値創造
講師:株式会社ロッテ
マーケティング本部 ブランド戦略部 クーリッシュブランド課 課長 平井 翔大 氏
2003年に発売されたロッテの「クーリッシュ」は、先に発売されていた「爽」の微細氷製造技術を活かし、よりドリンクに近づけるいわゆる“飲むアイス”を目指して企画・開発されました。ブランドパーパスを「世界中のすべての人に、チョー気持ちいい時間を提供する」としており、これまでに発売されたフレーバーは、地域限定商品を除いても約80種類もあります。現在は最も人気の高いバニラに加えて、ベルギーチョコ、カルピスの3種を通年販売。この3種では、夏季は冷涼感を感じやすいよう微細氷を大きくし、冬季は逆に微細氷を小さくし、濃いめの味わいが感じられるよう、季節ごとに仕立てを変える工夫もされています。そして近年では“飲むアイス”に留まらず、新たな「クーリッシュ」ブランドの展開を図っています。その一つが初のアルコール飲料「クーリッシュ フローズンサワー」です。レモンサワーとグレフルサワーの2つを用意し、音楽フェスやスポーツイベント、カラオケ店など自宅以外での新たな飲用シーンやお酒の楽しみ方を訴求しています。また、「クーリッシュ」の可能性を無限大に拡げるプロジェクト「STAY HUNGRY,STAY COOLISH」では、こんな風に飲んだら、こんなシーンで飲んだら、こんなコラボをしたら、おいしい、おもしろいといった企画に貪欲にチャレンジしています。9月度の例会では、発売から21年を迎えた「クーリッシュ」ブランドが目指す、新たな体験・飲用シーンの提案による認知拡大・価値創造の取り組みについて、事例をご紹介いただいた上で、今後の課題や注力ポイントについてもお話しいただきます。
- 日 時 9月27日(金)15:00〜16:30
- 会 場 文春ホール(文藝春秋西館地下1階) 千代田区紀尾井町3-23
- 交通機関 東京メトロ有楽町線「麹町」駅から徒歩3分/東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩8分/JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線「四ツ谷」駅から徒歩10分
- 参加費 15,000円(非会員の方が参加ご希望の際の参加費です。)
お問い合わせ先
TEL 03-3263-7131 担当 細田
常識を覆した単身用食洗機 パナソニック「SOLOTA」〜新市場開拓に成功した背景と要因
株式会社パナソニック株式会社
コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品マーケティングセンター
冷蔵庫・食洗機マーケティング部 商品マーケティング課 水嶋 理子 氏
家庭用食器洗い乾燥機は日本では1960年代に市場に導入されたものの、60年を経過した現在でも世帯普及率は約30%にとどまっています。住居形態別に見ると、持ち家では35%を超えるのに対し、賃貸住宅では6%と低く、また、世帯タイプ・世代別に見ると、二人以上世帯の40代では半数に迫るほどに普及は進んでいますが、対して単身世帯は最も高い70代以上でも19%、30代以下では10%未満にとどまっています。つまり食器洗い乾燥機普及の課題は、賃貸住宅と一人暮らし世帯、特に若い世代への普及だと言えます。この一見、ボリュームが見込めそうにない市場をターゲットとして開発されたのがパナソニック「SOLOTA」です。なぜあえてこのような市場を狙ったのでしょうか。それは食洗機の普及率を高め、ゆくゆくは「一家に一台」という文化を創造するためだといいます。食洗器は家電の中でも利用満足度が高いため、人生の早い段階で食洗器に触れてもらうことで、その後の結婚、新居の購入時などライフステージが変化しても必ず購入してもらえる家電に育てたいとの思いがあります。10月度の例会では、新市場の開拓に成功し、発売当初の売上は計画比の2倍、また若年世代が気軽に試せる定額利用サービスは計画比の2.5倍を記録したパナソニック「SOLOTA」について、開発の背景・コンセプトづくりからデザイン設計、そしてマーケティング戦略とプロモーション事例などをご紹介いただくとともに、今後の課題や展開にも触れていただきます。
- 日 時 10月25日(金)15:00〜16:30
- 会 場 文春ホール(文藝春秋西館地下1階) 千代田区紀尾井町3-23
- 交通機関 東京メトロ有楽町線「麹町」駅から徒歩3分/東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩8分/JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線「四ツ谷」駅から徒歩10分
- 参加費 15,000円(非会員の方が参加ご希望の際の参加費です。)
お問い合わせ先
TEL 03-3263-7131 担当 細田