営業力開発誌

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■エモーショナル リンク

「何故それを選ぶのか」と聞かれて、「好きだから」という理由が最初に出てくることは多い。「好き」と感じる理由にはいろいろあるが、まず「好き」という理由が出てくるのは、機能的・論理的なつながりより、共感・信頼・愛着・記憶といった感情によるつながりが大きいからである。アメリカのブランド戦略家・クリエイティブディレクターのマーク・ゴベ氏は、『Emotional Branding(2001 年)』という著書で、「ブランドは機能より感情で選ばれる」と主張している。(もちろん、機能を重視しないというわけではなく、「好き」という感情形成の中に、「機能的に好み」ということも要素として含まれる。)本稿のテーマは、「子ども」である。「子ども」のものは、親または子どもが選ぶが、親が選ぶ場合も、子どもの様子から判断する部分が大きい。つまり、「子どもが好きかどうか」「子どもに合っているか」が大きく影響してくる。しかし(特に小さい子どもは)、子どもが好きかどうか、合っているかどうかの判断は難しい。そこで、「親が一緒に使ってどうだったか(楽しそうにしていたか、おいしそうに食べていたかなど)」といった「感情的体験」が、選択の鍵になってくる。また、共通の商品やサービスを介して、親と子が「つながる」ことは、親子の感情的なつながり(エモーショナル リンク)形成の一助にもなってくる。


営業力開発 2025 Vol.2 No.249
「親子一緒に」をキーワードに伸長する子ども市場
■弊社独自調査
高まる「子どもと一緒に」ニーズ
■企業事例
キッズスター 「ごっこ遊び」がつくる体験価値『キッズスター ごっこランド』
ヒューリック 子も親も 便利で安心に過ごせる施設『ヒューリック こどもでぱーと』
コクヨ 安心と好奇心を見守る『コクヨ Hello! Family.』
丸紅 親子で楽しむ「足育」で成長『丸紅コンシューマーブランズ IFME』
森永乳業 親子両方の目線で開発『森永乳業 はじめてのベビーフード』