営業力開発誌

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■「時間価値」の編み替え

こんな話を聞いた。「ウォーキングは健康のためにしているけど、退屈で好きではなかった。いつもネックスピーカーで音楽を聴いてウォーキングしているが、ある日、意図せず音楽からオーディオブックに替わった。それを聴いていたらウォーキングがすぐに終わった。 本に興味はなかったのに、今は、明日何を聴いてウォーキングしようかなと楽しみになった。」
この人にとって、ウォーキングは嫌々していた「後ろ向きの時間」だったが、オーディオブックによって「新しいプラスの時間」に替わったのである。
同じ時間の長さでも、何をするかによって、長く感じたり、短く感じたりすることは経験としてあるだろう。が、それ以外に上記のように、同じことをしていても、その時間をどう過ごすかで、得るものが変わってくるということがある。
「時」は「ある瞬間」を意味する。「間」は「線や広がり」を意味する。それが合わさると、瞬間と瞬間の点が並ぶ間がつながる「時間」という流れになる。「時間価値」で言うと、「時」は「何をするか(点)」であり、「間」は「どう過ごすか」で価値になる。
「何をするか」は、(特にしなければならないことの場合は)決まっていて替えられないことが多いのかもしれないが、「どう過ごすか」は自分の意志で替えることができる。
何となく過ぎていく時間。ただ消費しているだけで、価値がないなあと思う時間。しかし、(物理的な時間数は増えなくても)そういう時間を編み替えれば、価値ある時間になる。身近なところに、編み替えの機会は多様にある。重要なのは、それに気づいて取り組めるかだ。

26年 VOL1(No.251)

多様化する「時間価値」

■企業事例
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