企業
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内容
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イトーキ
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2000年12月、600人の営業を対象に広域法人ツーザーの営業チャンスや、商談・提案内容を共有するために、指紋認証でのモバイル環境を構築した。モバイルアクセスでのパスワード入力やアクセスポイント選択のわずらわしさを解消することが狙い |
パイオニア
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ミニコンポやDVDプレーヤープレーヤーカーナビなどを扱うホームエンタテイメントカンパニーは2000年4月から300人の営業にGIS(地理情報システム)を導入。GISは、地図情報と、商圏・店舗・営業情報を連携させたもので、パイオニアでは「PPMグラフ年商や商圏の成長性から店舗の魅力度を判定し、それにパイオニア製品の売上から営業戦略を考えるソステムになっている。これをベースにして営業活動計画の立案ソステムとしている。今後は、モバイルでの利用も検討されている
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富士ゼロックス
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98年から全国支店を統括する東京・大阪の両支社で「武蔵」「VOC(ボイスオブカスタマー)」と呼ぶ顧客情報システムを稼動。営業担当が気がついた顧客の反応、クレーム、関心事などを入力、営業提案力の強化に活用。VOCは4.2万のデータを蓄積、毎月3000件の情報が新規登録されている。99年より、これをお客様センターを始めとする部門で構築している顧客情報データベースと連携させてきた。
法人営業では、
(1)KSC - 提案事例や成功事例のベストプラクティスで、実際のドキュメントに専任スタッフによるリライトを加え標準化したもの
(2)GMA Station − 広域の特定顧客に対する本社担当、各事業者担当が同じベクトルで提案できるようにしたもの
(3)CK MAIL − カンパニー社員全員が情報を共有するメーリングシステム
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東海銀行
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98年、個人富裕層向けのプライベートバンクで、担当者向けの「財務相談サポートシステム」を開発。「マーケティング支援」 − 保有資産、金融商品購入経験、他銀行との取引状況などの顧客データベースと資産継承のシミュレーション、と「営業プロセスの最適化支援」という2つの機能をもち、各担当者の失敗事例・成功事例などのレポートも蓄積している。これにより、取引総額が98年から2000年に2倍に拡大
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住友生命
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2000年5月に、6000人の営業職員に対して、Iモードを利用して顧客とのアポイントをとりやすくした他、加入前の健康診断を依頼する契約医院を検索するシステムを導入。
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三井海上火災
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2000年10月から6500店の代理店に対して顧客情報、重点顧客選定のインターネットシステムを構築。@顧客データベースは属性の他、契約更改、紹介者などが検索できる A三井海上から代理店に対して「重点的にフォローする顧客」などの指示を行なう B顧客との契約の進捗によって売上達成率などが出力される − という3つの仕組みから成立っている。三井海上では3000人の営業担当者に対して、このシステムを代理店が活用できるようにイントラネットでの教育を行なっている。
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明治生命保険
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営業職員に教育・支援を行なう全国300人のFP(ファイナンシャル・プランナー)に対して「FPナレッジシステム」を稼動させた。@「FP110番Q&A」は、FPからの問い合わせと回答で4月時点で1600件が収録済み A「Know-lege Brain」は、本社が用意した企画書や研修会資料のひな型・各種統計データ、成功事例など400件から検索できる。 B グループウエアの「FP広場」は、FP同志のの情報交換の場で、自分達が作成した資料・提案書が600件登録されている。
運用面では、FP教育部の中に専任担当者を2名配置し毎日情報のチェックや選択を行ない、また、毎週「ナレッジ・ニュース」としてFP全員に新着情報やシステム運用のコツを配信している。
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ミサワホーム
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顧客がミサワのウェブサイトにアクセスし資料請求をしてくると「ネット専任チーム」が要望、現地条件などに合わせて商品提案を行う。次の段階で現地の営業担当が引き継ぎ、営業・提案活動を実施する。この場合も営業とメール提案を複合させ、顧客が自ら希望する住宅のシミュレーションが行なえる。現地営業が折衝中も、「ネット専任チーム」から営業への要望やクレームを受けつけている。
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住友林業
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2001年1月「CROSS」と呼ぶ資料請求から完工後のクレーム・リフォームまでの顧客データベースを開発。13万件におよぶ顧客との折衝履歴の他、設計図面まで蓄積し、顧客との継続的な関係強化をはかる狙い。2002年には工事の進捗を管理する「NACSS」も構築する。
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INAX
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2000年4月に800人の営業向けに「e-SITE」を構築。営業の所属部署、担当商品の設定しよって、必要な情報だけが表示できる仕組みで、操作と検索の効率化を狙いとしている。1日当りのアクセスは約1000回と、かっての膨大なデータ・分析メニューでの煩雑さから前進している。
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花王
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小売とのコワーキングツールとして、97年Cockpit(コックピット)を開発。@「MDソリューション」 小売のPOSと花王が収集した地域別POSデータ、消費者データから課題を絞る A「定番スキマティック」棚割ソフト B「プロモーション」店頭販促システムの3つから構成される。営業の業務系では「CSノート」パソコンがあり、、@半期毎の売上予算など業務計画 A四半期毎の販促・商談スケジュールBカテゴリー毎の売上管理 C売場毎の企画プラン・活動管理 D週単位の企画・商談管理を行って行く。
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カゴメ
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2000年3月に「カゴメディア2000」を稼動。社内の多様な情報にアクセスできる「企業ポータル」で、役員・一般社員・営業の3つのポータル画面から構成される。営業では、「ATLAS1」 − 戦略支援システム 、「ATLAS2」 −商談支援システム、「ATLAS3」 − 業務支援システムの3つからなっている。(詳細・本文参照)
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伊藤ハム
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NTTデータが首都圏240世帯を対象に実施している、毎日の献立や利用される食材のデータに、伊藤ハムが気温や催事との関連を組み込んだ「IVISS」と呼ぶ営業支援システムを構築。1800人の営業が、小売商談時にチェーンの催事・メニュー提案に活用している。
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ナカノス
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ミツカンの業務用食材メーカーであるナカノスでは、営業がお互いの日報を評価する制度を導入。年2回の「情報コンクール」で役にたった日報内容を、250人の営業がノーツ上のコーナーで投票する。
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