■「始活・休活・再活」「リスキリングが必要だ」「英語の習得が必要だ」「運動をしなければならない」「新しいことをしなければならない」‥いろいろ、しないといけないと思いつつ出来ないことがある。 脳科学者によると、大人の脳になるほど、好きなもの、楽しいことは定着しやすい傾向が強くなるという。「しないといけない」だけでは、なかなか進まないということである。だから、まずは「好き、楽しい」気持ちで、やりたいことを始めてみる。「行動しなければ始まらない」のだ。 一方、過去に自転車に乗れていたら、何十年と自転車に乗っていなくても、乗ることができるなど、しばらく休んでいてもできたという経験もあるのではないか。それは、できるようになった手続きを体が覚えている「手続き記憶」のためである。 始めてはみたものの続かないこともある。続けることが苦痛になる、プレッシャーになることもある。人や行動にもよるが、行動が習慣化するには、2 ?3 ヶ月かかるという研究もある。しかし、2 ?3 ヶ月続けることのハードルは低くはない。 英語では「resume( いったん休止して、再開する)」という言葉があるが、それでも構わないという気持ちで始めることが大切なのではないか。 今回のテーマは「ウェルビーイング」であるが、心とカラダの健康、気持ちをポジティブにするには、ちょっと立ち止まって見る充電期間も重要だ。 営業力開発 2023 Vol.3 No.244 ウェルビーイング志向マーケティング ウェルビーイングが注目される要因・背景 企業ビジネスにおけるウェルビーイングの導入方法 ■弊社独自調査 ウェルビーイングに対する生活者の意識と行動 ■推進企業事例 “住宅弱者”問題の解決に挑む「FRIENDLY DOOR」 若者の心と体をケアするプログラム「NIKE 塾」 健康増進型生命保険「Vitality」 癒し系家族型ロボット「LOVOT」 健康と環境配慮を考えた「ロートレシピ」 睡眠・瞑想・リラクゼーションをサポートする「Calm」(カーム) |